2020年12月11日金曜日

トロンボーンからトランペットに転向した子のレッスン

 今日行った高校の1年生、入学してからトランペットに転向したとのこと。

先輩もいない中でやって来たが今ひとつ困ってる、とのことでレッスンしました。


廊下に聞こえてきてるウォームアップの音は結構よくて、これなら別に問題ないのでは?と思ったけど、レッスンが始まるときに部屋に入ってみたら、ああなるほど、、、それで困っているんだな、というのがちょっと分かって。


トロンボーンからの転向で、しかも1stを吹かなければならなかったということもあってか、粘膜奏法になってました。


本人もすぐにばててしまう、のが悩みとのこと。

それで、まだトランペットに代わってそれほど長いわけでもないし、近々本番はない、とのことだったので、ここでアンブシュアを直してしまってはどうかと。


それで、先日のバジングからの練習の仕方を教えてみることに。


なるほど、、


マウスピースなしのバジングで、グッとアパチュアに力が入ってしまい、そこで息が通らなくなってしまうような吹き方になってしまうねー。

どうしてもバジングの音が出したいから、口の中の空気をぎゅーっとやって出す感じになっちゃうんだよね。分かるわ、、、


空気をすーっと流してバジングができる  というフォームが大切な気がする。


上手く上唇が振動する感じだといいんだよね。

あー、、、私の見本だと下唇も鳴ってたな。。。ごめんよぉー。


もっとちゃんと良いバジングで教えなけりゃダメだね。


唇の力は抜いてほしいねー。これが上手く分かるためにこのバジングをやらせたいんだけど、うまくやれるようになってくれるといいなぁ。


この子は、ホントに自分の感覚を冷静に見ることが出来る子で、そこがホントに素晴らしいなと思った。

マウスピースの当て方はかなりいいところになってきた。これで空気で振動が起きる感じができるといい。


いろんなところの力の抜き方とパワーの入れ方は説明できた。いろんなことの説明はとてもよくできたし、この生徒も本当に「こういうことですね!ちょっと力が抜けて楽になりました」みたいに1つ1つ確認していけてた。


アンブシュアはちょっと時間がかかると思うんだけど、今日はそんなにたくさんの音の練習仕方をやれなかったから、ここからどう伸ばしていくかだよね。


私のバジングがレッスンの時点ではあれで良いと思ったんだけど、いやー、、、今思うと、あれじゃ下唇もガンガン鳴ってて、見本としてダメだったなーというのが悔やまれる。


レッスン終わりに「これを身体に入れてやれるように頑張ります」って言ってた!!

ホントに応援してるよー!!頑張って、楽しんでねー!!

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