2020年11月24日火曜日

一番出しやすい音の基準

 初心者が最初に出しやすい、初心者にとって楽な音はいったい何だろう?


第4線のソか、下一線のド、、、というのが通常の考えであろうし、私も今までそう思ってやって来た。


でも、ひょっとして、舌の位置を「鼻から吸う」ときの位置から考えると、下のドは実は難しいかもしれない。


ミドルのソでも少し緩める必要があるのかも??


そのまま息を吐いた時には、第2間のドが出しやすいかもしれない。

特に小学生などは、標準的な付属品のマウスピース(ヤマハなら11C4、バックなら7Cなど)を使うことが多いだろうから、小さなマウスピースで(身体も小さいし、唇も柔らかいだろうが)吹くことを考えると、安易に下の音からスタートしてしまうと、「緩めたアンブシュア」が基準になって、あとはほとんどがそれよりも「高い音」になってしまい、心理的にも大変かもしれないな、、と思えてきた。


私が良く使わせてもらっているのは、板倉先生の初心者用教本、




これなんですけど、

一定の効果がある反面、途中からなかなかうまく使いこなせない(私の方が)。

徹底的にリラックスした状態で、下の音から長い呼吸で吹く練習ができ、大人として見ると非常によくできていると思うので、いつも使っているのだけれど、子どもだと先に下3線あたりを練習することになって、そのあとの音が、すべて「ハイトーン」に見えてしまう、、、という場合がある。

なぜか、女の子は意外とこれで上手くいくが、男の子はこの本でアンブシュアが上手くいかなくなる例が多い。あ!!一応断っておかねばだけれど、きっと板倉先生がこの本を使ってご指導なされば、そういうことは起こらないのだと思うの。私が使うから何かやり方に問題があるのだろう。


ほかによい本がないか、探していろいろ購入してみたが、簡単すぎたり、よいと思うモノは廃版になっていて、購入させることができず、、、


何か良い本があったら、是非教えてください。


そう話を戻し、この本を使っているので、ロートーンからスタートしているが、

この「鼻から息を吸う」方法でスタートするなら、第2間のドか、第4線のソからスタートすることができ、そこからなら「音域を伸ばす」ことが「上下」に広げていく、、という感覚で進むことができ、心理的にもフィジカル的にも良いように思えてきた。


福井功先生の何か本だったか教本だったか、、、今は思い出せないが、そういうモノを見たときに、初心者のスタート音が第2間のドで、当時は「えー!!ドから?」と思ったものだが、ひょっとするとこれが大切なコンセプトなのかもしれない、と思った。


少しここを突き詰めて行こう。

0 件のコメント:

コメントを投稿