2020年11月24日火曜日

初心者の小学生の集団の2時間レッスンって、、、何をする?

 明日が「それ!!」なので、ここに書きながら作戦を考えたいと思う。


前回のレッスンでは、


すでに1週間前に学校の先生が音の出し方はやってくださっていて、ドレミファソーが吹けるかチェックされていて、また生徒によっては、オーレチャンプという簡単な曲を吹けるようになっている、という状態。


そんなわけで、

まずは楽器のお手入れを中心に(先生からのオーダー)。

子どもたちはもう、めっちゃ楽しそう!!キャーキャーいいながら、オイル注したり、拭いたり。


そうやってから吹いてみると、音が見違えるようによく出るもんだから、「わー!!めっちゃ吹きやすい!!!」とか言って大興奮であった。


そんな感じで、あと30分くらい残った。

子どもたちは、タイプで分けると、、、


  1. 凄くいい感じで音が出る子
  2. 元気が良くて、音は出ているけど、唇がやや粘膜奏法的に開いてしまってアンブシュアがちょっと問題な子
  3. 静かすぎて、楽器に息を入れようとすらできない子

1の子は、きっと次々先に進みたい。

2の子は、私としてはとても気になるけど、ここがホントに難しくて、ここで直してしまいたいが、やる気がなくなってつまらなくなっては困る。でもこのままにしておくと、結局あとでつまずくことになるかも、、、(と言ってもこの先続けなければ、楽しい思い出で終わるのだろうが、、)

3の子は、どうにかしてあげたい、、、が、、、うーん。。。

これらを集団で進める、、、

そんなわけで、私は楽しいことの方へ行くことにして(逃げでもあるかもしれないが)、

まずは曲を

「音階で歌えるようにして」
「歌いながら運指をできるようにして」
「最後はちょっと一緒に吹いてみよう」

という作戦にした。

もちろん歌ってない子もいるけど、お構いなしに、イエーイ!!とか言いながら何度も歌って、音程と音名と運指を叩き込む。

んで、吹いてみて、、、できてる子もいるし、まあいろいろ。

うっかり、音階を練習させるのを忘れていた、、、

なので、音が当たっていない子がいて。。。

なので宿題は、

ドーレーミーファーソーーーーー♪ と、
オーレチャンプにチャレンジ!

として終わった。

はて、明日はどうするか?

まずは宿題の音階を一緒にやってみた方がいいな!!

初心者は連続では吹けないから、ちょっと吹いたら、音符の書き方とか、ちょっと吹いたら歌とか、なにか間に別のことを挟むのがよさそうだ。

指の練習
タンギング(楽器はナシで)
呼吸
読譜

それと、吹ける子は1つ上の音にチャレンジとか、

全員が1つ音が吹けるように、みんなで協力する、とか。。

そして、アンブシュアに問題がある子も少しチェックして、「鼻から吸うこと」でアンブシュアが開かずに行く感覚を繰り返し覚えさせたい。

ただ、この2時間でできるってことではないから、そこに楽しさをプラスするにはどうしたらいいんだろう?

ダメだから直す、っていうのでは楽しくない。なんかゲームのようにしたい。

そこ、大切だ。

ついつい「あとで困らないように」と「ダメなところを直す」ってことが大切に感じてしまうけど、「ダメ」って時点で子どもは傷つく。なんか知らんけど、面白いからやってみる!!って感じで、気が付いたらいい方になってる感じにしたい。

私自身が子どものアンブシュアなど、教えるのが得意じゃないなと心配したり気にしたりしていると、それが出来ていない(粘膜奏法気味の)子どもを見たときに過剰に反応してしまいやすい。

いかん!!!これを何とかしないと、、、

とめちゃくちゃ焦る。
これはあとで直すとなったら大変だから、今のうちに、、、きっとほかの人ならノウハウがあるんだろうけど、、、うぉー!!!

という、私の中の葛藤が何かしらモヤーっと立ち上ってしまっていることだろう。

子どもは敏感だから、内容は分からないがとにかく自分はダメなところがあって、それを先生が直そうと躍起になっている、、、ってことは伝わるのだろう。
だから、なんだか可哀そう、、、って思って、ワタシもスッキリ言い切れない。
あるいは、どう思われようとここが正念場!!と粘ってしまっても、上手くいかないこともある。

だから、なんとしても「楽しいゲーム」的に直したい。

前回は、敢えて見過ごしてしまったが、今回は何とかやりたい。

ちょうどありがたいことに、「鼻から息を吸う」というやり方が、粘膜奏法を防ぐのに使える予感がする。

実験台にして申し訳ないが明日、面白く試すことにする。

ピンポイントにその子たちにだけ、「良いこと教えるよ!」みたいに伝えようか?

それとも全員にやろうか?
せっかく上手く行ってる子には、余計なことは実はあまり教えたくない。自分の感覚を大切にして、進んでほしいから、曲とかそういう方で指導をしたい。

吹くということに関する情報は多分少ない方がいい。シンプルに「口に当てて、吹く」くらいだといいと思ってる。

いろいろ一度に考えられないし、そうやってあれこれ考えて準備して、、、ってやると「居ずく」ってやつになるのかな。。。

明日の目標は、

全員が1つは音が出せること。
それぞれが、小さくてもいいから3つ新しいことを覚える・知る・できるようになる

タンギングのやり方が分かった、とか
3つ音が出せた、とか
前よりいい音が出た、とか
指使いを覚えた、とか、、、
楽譜がちょっと読めた、とか、、、

何か「できた」とか「知った」とか「分かった」とか、それを認識するってことで、モチベーションになるように思う。漠然と2時間過ごすよりも、きっとたったの3つでも進んだ!と思えば、楽しいはず。

3つを毎週集めれば、結構貯まるし😁⤴️

あるいは、「今日はこの3つをできるようにしましょう!」と先に宣言するのもありか?

でもそうするともう瞬時にできる子がいるだろうから、その子をどう生かすかだね。
出来ない子を助けるか、できる子同士で曲を吹かせておくか?だね。

その辺を見極めながらだな。

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